Bone Augmentation

骨が足りない方のインプラント(骨造成)

「骨が足りないのでインプラントはできない」と言われた方でも、骨を増やす処置(骨造成)を組み合わせることで、インプラント治療を受けられる場合があります。南大沢歯科・矯正歯科では、歯科用CTで骨の量と硬さを確認したうえで、GBR・サイナスリフト・ソケットリフトなどの方法と、骨造成をしなくて済む可能性がある方法をあわせてご説明します。

このページのポイント

  • インプラントは顎の骨に埋め込むため、骨の高さや厚みが足りないと、そのままでは埋め込めないことがあります
  • 骨が足りない場合は、骨を増やす処置(骨造成)を組み合わせることで治療できる場合があります
  • 主な方法は、骨の幅や高さを補う「GBR」、上あごの奥歯の骨を増やす「サイナスリフト」「ソケットリフト」です
  • 費用はソケットリフト165,000円〜、サイナスリフト220,000円〜、GBR220,000円〜(いずれも税込・1ブロック・人工骨含む)
  • 多くの歯を失った方は、インプラントを斜めに埋め込むオールオン4で、骨造成をせずに治療できる場合もあります

Why Bone Mattersインプラントで「骨が足りない」と言われるのはなぜ?骨の量が必要な理由

インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込み、骨と結びつけて支える治療です。骨の高さや厚みが足りないと、人工歯根をしっかり支えられないため、そのままでは治療が難しいと判断されることがあります。

歯を失ったまま時間がたつと、噛む刺激が伝わらなくなった部分の骨は少しずつやせていきます。重い歯周病で歯を失った場合や、合わない入れ歯を長く使っていた場合も、骨が少なくなっていることがあります。

また、上あごの奥歯の上には「上顎洞(じょうがくどう)」という空洞があり、下あごには太い神経や血管が通っています。骨の量が足りないままインプラントを埋め込むと、これらを傷つけるおそれがあるため、事前に骨の状態を正確に確かめることが欠かせません。

インプラント手術の様子

Diagnosis骨が足りるかどうかはどう調べる?歯科用CTで骨の高さ・厚み・硬さを確認

歯科用CTで顎の骨を立体的に撮影し、骨の高さや厚み、神経や上顎洞の位置を確認します。さらに骨の硬さ(骨質)を4つのタイプに分類し、骨造成が必要かどうか、どの方法が合うかを判断します。

平面のレントゲンでは、骨の厚みや奥行きまではわかりません。当院では、平面のレントゲン画像と立体的なCT画像を組み合わせ、骨の量(高さや厚み)と骨の密度(骨質)の2つの面から、あごの骨を「非常に硬い骨」から「やわらかい骨」までの4タイプ(クラスⅠ〜Ⅳ)に分類しています。

CTのデータは3Dシミュレーションソフトに取り込み、インプラントを埋め込む位置・角度・深さを手術前に検討します。骨造成が必要な場合も、どこにどれだけ骨を増やすかを画像を見ながらご説明します。CTについてはインプラントの設備と体制のページでもご紹介しています。

Methods骨を増やす方法は?GBR・サイナスリフト・ソケットリフトの違い

骨の幅や高さが足りない部分に骨をつくる「GBR」、上あごの奥歯で上顎洞の底を持ち上げて骨を増やす「サイナスリフト」「ソケットリフト」が代表的な方法です。足りない場所と量によって、方法を選びます。

GBR(骨誘導再生法)

骨が足りない部分に、人工骨などの骨の材料を置き、「メンブレン」という膜で覆って、骨が再生するためのスペースを確保する方法です。歯ぐきなどのやわらかい組織が入り込むのを防ぎ、骨がつくられるのを待ちます。前歯や下あごなど、骨の幅や高さが足りない部分に用いられます。インプラントの埋め込みと同時に行う場合と、骨ができるのを待ってから埋め込む場合があります。

サイナスリフト

上あごの奥歯の骨の高さが大きく足りない場合に行う方法です。歯ぐきの横側から上顎洞の底の膜(シュナイダー膜)を持ち上げ、できたすき間に骨の材料を入れて骨の高さを補います。増やせる骨の量が比較的多い一方、処置の範囲は広くなります。

ソケットリフト

上あごの奥歯で、骨の高さが少しだけ足りない場合に行う方法です。インプラントを埋め込む穴から上顎洞の底を押し上げ、骨の材料を入れて高さを補います。サイナスリフトに比べて処置の範囲が小さいのが特徴です。

方法主に使う場所特徴
GBR骨の幅や高さが足りない部分(前歯・下あごなど)骨の材料を膜で覆い、骨の再生を待つ
サイナスリフト上あごの奥歯(骨の高さが大きく足りない)歯ぐきの横側から上顎洞の底を持ち上げる。増やせる量が比較的多い
ソケットリフト上あごの奥歯(骨の高さが少し足りない)埋め込む穴から上顎洞の底を押し上げる。処置の範囲が小さい

どの方法が合うかは、骨の状態だけでなく、全身の健康状態やご希望によっても変わります。CTの結果をもとに、それぞれのメリット・デメリットをご説明します。

Fee骨造成の費用はいくら?ソケットリフト165,000円〜・GBR220,000円〜(税込)

ソケットリフトは165,000円〜、サイナスリフトとGBRは220,000円〜です(いずれも税込・1ブロック・人工骨含む)。インプラント本体の費用とは別にかかります。

名称詳細料金(税込)
ソケットリフト人工骨含む(1ブロック)¥165,000〜
サイナスリフト人工骨含む(1ブロック)¥220,000〜
GBR人工骨含む(1ブロック)¥220,000〜
人工骨上記との組み合わせ¥66,000〜
メンブレン上記との組み合わせ¥66,000〜
ベニアグラフト片顎¥220,000〜
静脈内鎮静法1オペ¥88,000

インプラント1本の費用は、オペ・アバットメント・上部構造などすべて込みで、メーカーにより385,000円または495,000円(税込)です。自由診療は、現金のほかクレジットカード(一括・分割・ボーナス払い)とアプラスのデンタルローンでお支払いいただけます。ほかの料金は治療費一覧でご確認いただけます。

Treatment Period骨造成をすると治療期間はどのくらい延びる?インプラントと同時に行えるケース

骨造成をした場合は、増やした骨が安定するまで待つ期間が加わるため、通常のインプラント治療より期間が長くなるのが一般的です。骨の状態によっては、インプラントの埋め込みと同時に骨造成を行える場合もあります。

インプラント治療では、骨造成をしない場合でも、インプラント体と骨が結びつくまでに3か月〜半年ほどかかります。骨造成を先に行い、骨ができるのを待ってからインプラントを埋め込む場合は、その分の期間が加わります。

どのくらいの期間がかかるかは、増やす骨の量や場所、方法によって大きく異なります。検査のうえで、治療全体のスケジュールと通院回数の目安をご説明します。治療の流れはインプラント治療の流れと期間のページでもご紹介しています。

Without Bone Graft骨造成をしなくてもインプラントはできる?オールオン4という選択肢

多くの歯を失った方は、インプラントを斜めに傾けて埋め込むオールオン4(オールオンフォー)で、骨造成をせずに治療できる場合があります。骨が比較的多い部分を利用するため、骨造成の費用や期間を抑えられる可能性があります。

オールオン4(オールオンフォー)は、片あご4〜6本のインプラントで最大12本の歯を支える方法です。上顎洞を避けた、比較的骨の多い部分に、インプラント体を最大45度まで傾けて埋め込みます。傾けることで骨と接する面が増えるため、以前は骨造成が必要とされていた方でも、骨造成なしで埋め込めるケースが増えています。

ただし、オールオン4が向いているのは、主に多くの歯を失った方や総入れ歯の方です。1本〜数本を失った場合は、骨造成を組み合わせた通常のインプラントが検討されます。詳しくはオールオン4(オールオンフォー)のページをご覧ください。

オールオン4のイメージ

Risks骨造成のリスク・副作用は?手術後の腫れや痛みと注意点

骨造成は外科手術のため、術後に腫れ・痛み・内出血が出ることがあります。増やした骨が思ったように定着しない場合や、感染が起きる場合もあり、通常のインプラント手術より処置の範囲が広くなることがあります。

  • 術後に腫れ・痛み・内出血が出ることがあります(感じ方には個人差があります)
  • 増やした骨が十分に定着しないことがあり、追加の処置が必要になる場合があります
  • 感染が起きた場合は、追加の処置が必要になることがあります
  • 骨が安定するまで待つ期間が加わるため、治療期間が長くなります
  • 保険適用外の自由診療のため、費用は全額自己負担です
  • 骨の量や全身疾患の状態によっては、骨造成をしても治療できない場合があります

手術への不安が強い方には、専門の麻酔科医が担当する静脈内鎮静法(1オペ88,000円・税込)もご用意しています。持病のある方や、お薬を飲んでいる方は、検査の際にお知らせください。

Second Opinion他院で「骨が足りない」と断られた方へ:南大沢歯科・矯正歯科での無料相談

インプラント手術ができるかどうかは、診察する歯科医師によって判断が分かれることがあります。他院で断られた方も、まずは無料相談でCTによる検査結果をもとに、治療の可否と方法をご確認ください。

  • CTと3Dシミュレーション

    歯科用CTで骨を立体的に確認し、骨の硬さを4タイプに分類。3Dシミュレーションで埋め込む位置を検討します。

  • 相談は無料

    他院で説明を受けた方のセカンドオピニオンにも対応しています。インプラント以外の選択肢も含めてご説明します。

  • 年中無休・土日祝も診療

    土日・祝日も10:00〜19:00に診療しています。お仕事のお休みの日にもご相談いただけます。

FAQ骨造成の痛み・費用・期間、骨が少ない場合のオールオン4についてのよくある質問

他院で「骨が足りないからインプラントはできない」と言われました。相談できますか?
はい、ご相談ください。インプラント手術ができるかどうかは、診察する歯科医師によって判断が分かれることがあります。CTで骨の状態を確認したうえで、骨を増やす処置などを含めて方法をご説明します。
GBR・サイナスリフト・ソケットリフトは何が違いますか?
GBRは骨の幅や高さが足りない部分に骨の材料を置いて膜で覆い、骨の再生を待つ方法です。サイナスリフトとソケットリフトは、上あごの奥歯で上顎洞の底を持ち上げて骨の高さを補う方法で、骨が大きく足りない場合はサイナスリフト、少し足りない場合はソケットリフトが用いられます。
骨造成の費用はいくらですか?
ソケットリフトは165,000円〜、サイナスリフトとGBRは220,000円〜です(いずれも税込・1ブロック・人工骨含む)。インプラント本体の費用(1本385,000円または495,000円・税込)とは別にかかります。
骨造成をすると治療期間は長くなりますか?
増やした骨が安定するまで待つ期間が加わるため、長くなるのが一般的です。骨の状態によっては、インプラントの埋め込みと同時に骨造成を行える場合もあります。期間の目安は検査のうえでご説明します。
骨造成の手術は痛いですか?
麻酔をして行いますが、術後に腫れや痛み、内出血が出ることがあります。感じ方には個人差があります。手術への不安が強い方には、専門の麻酔科医が担当する静脈内鎮静法(1オペ88,000円・税込)もご用意しています。
骨造成をしないでインプラントをする方法はありますか?
多くの歯を失った方は、インプラントを斜めに傾けて埋め込むオールオン4(オールオンフォー)で、骨造成をせずに治療できる場合があります。可否はCTによる検査で判断します。

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